日曜メッセージ:「クリスマスに大切なことは?」ピリピ4章4節〜9節
タイトル:「クリスマスに大切なことは?」
聖書箇所:ピリピ4章4節~9節
メリークリスマス!クリスマスは喜び溢れる時期ですね。今年は私にとって4回目のハワイでのクリスマスです。最初は暖かいところでクリスマスを祝うことが変な感じでしたが、今は全然違和感を感じません。寒いクリスマスよりも暖かいクリスマスの方が好きです。だけど、雪は恋しいですね。雪があったら嬉しいですね。
アメリカでは9割の家庭はクリスマスを祝うという統計があります。しかし最近は、クリスマスは主にイベントの一つ、という考え方が増えています。メリークリスマスではなく、ハッピーホリデーというべきである声もあります。本来のクリスマスの真の意味を祝うのではなく、クリスマスは恋する時、セールでショッピングをする時、プレゼントを買う時。旅行に行く時。クリスマスは簡単に他の物にそのポジションを奪われてしまいます。いつも感じることですが、クリスマスの時、色々な方向に引っ張られている感じがします。
真のクリスマスを守るために、クリスマスにとって大切なことを失わないために、努力と知恵が必要です。クリスマスは神の御子、イエスキリストの尊いご降誕を喜びを持って祝う時期です。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
クリスマスに大切なことは?1)喜ぶこと!2)感謝を持って祈ること。3)良いものに心を留める。
1)喜ぶこと!クリスマスストーリーの中には喜びが溢れています。神の御使がマリアを訪れた時、マリアは戸惑って恐れました。しかし、その後、マリアは喜びと賛美で応答しました。先ほど、マリアの歌をアドベントの灯の時に朗読しました。「私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。」御使も喜びと賛美を表します。御使たちが羊飼いに現れたとき、彼らは神を賛美しました。「いと高き所で、栄光が神にあるように。 地の上で、平和が みこころにかなう人々にあるように。」幼いイエスを訪れた羊飼いたちも喜びを表しました。博士たちも星を見て、彼らはこの上もなく喜んだと記されています。クリスマスストーリーは最初から最後まで、喜びで満たされたお話です。
イエスのご降誕から約2000年が経ちますが、キリスト者は喜び続けています。教会は喜び続けています。救い主が来られたから喜んでいます。永遠の言葉が私たちの間に住まわれたから喜びます。神が人としてこの世に来られたから喜びます。全ての罪を背負ってくださるお方が来られたから喜びます。
私たちも同じように、その大きな喜びを、目一杯体で表現して表せたらいいですね。それはダンスでも、賛美でも、どんな形でもいいのです。先日の「ボクシーズ」のクリスマス動画を見ていただいた通り、私も歌がうまくありませんが、心から溢れる喜びを賛美を通して表したいと思っています。私の娘は車の中で歌うのが大好きです。声が大きいので、横に座っている息子はいつも耳を覆って「静かにして!」と言います。歌詞を間違えようと、音を外そうと、主は気にしません。私たちの心からの賛美を主は喜んでくださるのです。
ピリピ人への手紙4章4節です。「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」喜びなさいという言葉は、文法的には命令形です。パウロは「喜びなさい」、と命令しています。喜ぶことは選択肢ではなく、オプションではなく、絶対に必要なことなのです。喜んで歌いましょう。
ブルークリスマス、「クリスマスは喜べない」という方がいらっしゃるかもしれません。そんな時には、クリスマスにとって一番大切なことに心を留めましょう。そうすると、心は真の喜びで満たされます。クリスマスに救い主イエスキリストがお生まれになったことで、すべては変わりました。そして私たちにたくさんの良いものが与えられました。神の愛、救い、許し、永遠の命、希望、喜び。私たちの人生にそれら全ては必要なものです。喜びがない人生を考えられるでしょうか。どんなにお金や時間があっても、深いところから溢れ出る、主が源である喜びがなければ、どんな空虚な人生でしょうか。私たちは、主が源である喜びで、満たされます。このクリスマス、もう一度その喜びを心に留め、与えられているものを主に感謝しましょう。
私たちが、イエスキリストのご誕生から与えられた喜びは、この世の喜び、プレゼントを交換する、幸せに暮らすことよりも、もっと深いところからくる、溢れ出る喜びです。なぜなら、物質的なものではなく、主が喜びの源だからです。ピリピ人への手紙4章5節です。「あなたがたの寛容な心が、すべての人に知られるようにしなさい。主は近いのです。」主は近いのです。主の再臨は近い。主ご自身は近い。クリスマスも近づいています。クリスマスは神ご自身であるイエスのご誕生を祝う時です。イエスはエマニュエル、神は私たちと共におられるお方であります。主は近いのです。
では私たちは、主にある喜びを、どう受け取ったら良いのでしょうか。主にある喜びは状況に関わらず、主がいつもそばにいてくださること、主の臨在があることに関して確信を持つことから始まります。主は絶対にあなたのことを見捨てません。主は絶対にあなたのことを忘れません。あなたは主の尊い子供です。親がいつも子供を危険から守るために目を離さないように、主は同じように、私たちをいつも見ていて、危険から守ってくださるのです。
クリスチャンは喜ぶ人です。クリスチャンの独特の印は喜びです。喜びはクリスチャンを象徴します。この喜びは神が変えられた、私たちの心からわき溢れます。喜びは神に対しての自然な反応です。そして私たちが表す喜びは世の光として見られます。暗闇、絶望、不安、恐怖がある世の中を、主にある希望、平安、愛で照らしましょう。個人として、教会として、神の光を照らしましょう。
2)感謝を持って祈ること。クリスマスだと言っても、私たちはいつも心配をする傾向があります。クリスマスだからこそ、心配が増えることもあります。今、何に関して心配をしているでしょうか?家族のこと、仕事のこと、お金のこと、身体のこと、教育のこと、心配することが毎日たくさんあります。私にもたくさんの心配があります。心配の解決策、ソルーションは祈りです。私たちの主は私たちの小さな願いや祈りを聞いてくださいます。全知全能なる神は、私の小さな声に、耳を傾けてくださいます。ピリピ4章6節「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」世界の創造主である偉大な神が、あなたの願い事を聞いてくださる。なんと嬉しいことでしょうか。
祈りは神からあなたへのクリスマスプレゼントです。イエスがご降誕されたからこそ、あなたは神へ祈りを捧げることができるのです。イエスは私たちと神の間に立ってくださる、仲介者です。イエスは祈りを可能にしてくださいました。イエスは私たちに祈り方を教えてくださいました。
祈りは神と私たちの距離を縮めます。祈りを通して主が近くにおられることを感じ、何も心配しなくて良いと感じるでしょう。祈りを通して、私たちは平安を実感することができます。祈りは神に捧げるものであり、必要なことを願うもの、罪を告白し悔い改めるもの、感謝と賛美を捧げるものですが、シンプルに言うと、神との会話です。祈りを通して、私たちは神と一対一の会話を持つことができ、神の臨在をより近くに感じることができるのです。祈ってすぐに神の臨在を感じなくても、毎日祈り続けてみましょう。必ず主が近くで聞いてくださっていることを感じる時が来ます。
同じように、主が近いことを知ると、私たちはどのような反応をしますか?全知全能なる主が私たちのそばにおられることで、平安、安心、守られている実感があります。ピリピ人への手紙4章7節です。「そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」
喜ぶと、思い煩いと悩み事が、主の平安と取り替えられます。喜びを持って神に感謝の祈りを捧げると、「そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4章7節)
3)良いものに心を留める。英語で「thought pollution」という表現を聞いたことはあるでしょうか?直訳すると、「考えを汚染する」という意味です。私たは見るものによって心と考え方が影響されます。私たちは環境によって心と考えが影響されます。その影響力が強くなくても、少しづつ変わります。そうなると、心と考えが汚れてしまい、神から離れてしまいます。
大人でも子供でも同じです。子供は特に影響されやすいので、親として子供がテレビで見る番組や子供がいる環境を気にしますね。私たちはキリスト者として、良くないもの、神が喜ばないもの、心を汚すものから離れ、良いもの、神が喜ぶもの、心を愛で満たす物を追求します。
ピリピ4章8節「最後に、兄弟たち。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて評判の良いことに、また、何か徳とされることや称賛に値することがあれば、そのようなことに心を留めなさい。」心を留めることは、心の中でじっくり考えることです。瞑想という意味も含まれています。人生の中にはクリスマスのことを考えるとどうでしょうか?このクリスマス、あなたはどのような物に心を留めているでしょうか?あなたの家庭はどのような物にクリスマスセレブレーションの中、イエスがおられなかったら、本当に残念です。イエスの名前がクリスマスの祝いの中に出てこなければ、本当に残念です。
ピリピ4章8節「あなたがたが私から学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことを行いなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。」家庭を良い物で満たすと、神の祝福が大いに注がれます。徳とされること、称賛に値することを追求し、心を留めるとあなたの心、あなたの家庭は神の平和で溢れます。今年のクリスマス、私たちの救い主、イエスを心から祝いましょう。