デボーション:「近い者」"Those Who Are Brought Near"

デボーション:「近い者」

聖書箇所:「エペソ2章13節」

皆さんと同じように私も外出を控え、運動の為に近所を歩いたり、近くのスーパーで買い物する位しか外に出ていませんが、ウイルスが流行り出した頃から、人との距離、他人とじぶんの間に以前より隔たりがあると感じています。もちろんウイルス感染のリスクを減らす為に、ソーシャルディスタンスを取ったり、人と接触を減らす必要はありますが、それが肉体的、物理的な距離だけでなく、人間的な距離、心の距離にも影響を受けているように思います。以前に比べて、人と人が目線を合わさない、あまり挨拶をしないなど、何か違和感を感じます。

世の中にはたくさんの種類の隔たり、壁があります。目に見える壁(壁、門)、そして目に見えない壁(社会的、文化的)。安全を保つ為の壁もあれば、人との隔たりを作るための障壁もあります。誰でも無意識に立てている壁があります。あなたはどのような壁を作っているでしょうか?

私たちはかつて、神から離れ、世にあって望みもなく、神もない者たちでした。しかし、イエスの救いにより、神と親密な関係を持つことができるようになりました。イエスが世の中に来られた目的は、人と神の距離、隔たりを超越するためでした。イエスの愛は、遠く離れた者を近い者にされます。「しかし、かつては遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近い者となりました。」(エペソ2章13節)

イエスの愛は、手を差し伸べる愛であり、距離がありません。イエスは助けが必要な人、のけ者に支えの手を差し伸べられました。イエスが罪人のあなたに手を差し伸べられたように、同じ愛を他人に差し伸べましょう。肉体的な距離はとっても、人間的な距離、心の距離は取らず、隔たりを超越し、神の愛を表しましょう。

それは、小さなステップから始まります。出かける前に、「神様、イエスが距離を縮められたように、神の愛を持って人との距離を縮めることができますように」と祈りましょう。そして、安全策を十分に取りながら、なるべく目線を合わせて、笑顔で挨拶をしてみましょう。教会の兄弟姉妹の間でも、できる範囲で連絡をとったり、互いのために祈ることにより、距離を縮めましょう。神の愛を覚えて、遠く離れている人を、近い者としましょう。

心を合わせて、互いのために、ハワイと日本のために、そして世界のために神に祈りを捧げましょう。

  1. 教会の皆様の信仰が守られ、霊的に支えられ、成長できますように。

  2. 教会のご年配の方々のご健康が保たれますように。

  3. 世の光として、人との間にある隔たりを超越し、神の愛を分かち合うことができますように。

  4. 困難の中、人々が神にある平安と癒しを探し求め、イエスによる救いを知ることができますように。

  5. 主の祈りを祈りましょう。(マタイ6章9節~13節)